①ロックウールとは


ロックウール とは アスベスト 断熱材  ロックウールは、耐熱性に優れた高炉スラグ(銑鉄を製造する高炉で溶融された鉄鉱石の鉄以外の成分。天然の岩石に類似した成分を有し、銑鉄1t当たり約290kg生成される)や玄武岩、その他の天然岩石などを主原料として、キュポラや電気炉で1,500~1,600℃の高温で溶融する か、または高炉から出たのち、同程度の高温に保温した溶融スラグを炉底から流出させ、遠心力などで吹き飛ばして繊維状にした人造鉱物繊維のことをいいます。

この細い繊維が絡み合ってロックウール中に空気を溜めこむ部屋をつくっています。
この中に溜めこんだ空気は動かないので熱が移動しにくく、断熱性能を確保することができます。

また、この細かい部屋を持つロックウールは、音がロックウールに入ってくると、繊維が振動し、音を熱エネルギーに変換します。
そのため、高い吸音性を持っています。

ロックウールは、加工性に優れ、ボード状、フェルト状、ブランケット状、ベルト状、パイプ状等、色々な形態の製品があります。
これら製品は、プラント・施設等の断熱・保温・耐火材として使用されます。

様々な用途があるロックウールは、住宅用断熱材の中でもグラスウールの次に利用されている断熱材です。
最近は、アスベストの問題から敬遠されることもありますが、1990年以降のロックウール製品には、アスベストは使用されていません。

ちなみに、日本国内のロックウールの市場シェアは23%(1999年)となっています。

ロックウール工業会のページ

            

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